こんばんは。道坂七紀です。
今日から秋M3で購入したボイスドラマをレビューしていきます。
今回からのレビューはネタバレがありますのでネタバレしたくない方は見ないことをおすすめしておきます。(出来る限りばれないようにレビューはしていきますが)
初回を何にしようか色々と考えて、実は別の作品を先に書こうと思っていたのですが、非常にツイッター上で高評価だったのが気になり、自分も聞きたくなってしまったので急遽変更しました。

ということで、本日は碧空プラネタリウムさんの「星綴り」です。


作品概要・あらすじ

過疎地シトロン市に住む17歳の少年、銀星。
人と違う部分を認識しており、自分の殻に 閉じこもっている。
友人たちは銀星を理解したいと務めるがなかなか適わない。
ある日雑貨店で出会った不思議な少年・真珠に導かれ、銀星は夜の学校に通い出す。
そこで銀星を待っていたものは・・・?

自らのもつ特殊な力と、業。
それを抱えてまで生きる意味とは、なんなのか。
少年は自分を探す旅に出る。
(作品サイトより)

作品を聞いた感想
最初に聴いた時に、まず星綴りってなに?って思ったりもしたのだが、作品の状況説明をうまく挟んでいるところは一つの見所かなと思った。
この作品は人間関係のお話なのだが、現代の人間関係の闇というか、人に伝えると嫌われると思っていること、そして自分が一人だと思ってしまっている孤独感をどのように表現するかにかなり力を入れているなと思い、それを序盤では悟られないようにしようとしている工夫も随所に見られた。だが、それでもフラグはしっかりと立っていて、回収もできているところは非常に評価できると思う。自分も現代の孤独感をどのように表現するかはすごく考えているところがあるので、気持ちを考えながら聴いていた。殻にこもっているという意味がわかったら自分を理解が深まっているのかもしれないなと思う。
大人や学生で人間関係に悩んでいる人、日常がなんとなく苦しい人にぜひ聴いてもらいたい、ボイドラを聴いたことがない人でもすんなり聴けると思う。
最後に技術的なお話を。BGMの入れ方、SEの使い方はお手本になるぐらい参考になります。それほどミックスも洗練されているのを感じました。


(10月29日追記)
心の動かし方を真剣に考える作品。
排除された存在、存在しない物。そんな扱いをされてきた現実がある。だから、生まれつきの特徴や素性を隠す。両親から見せることを封印されてきたのである。その影響もあり、一人で抱えていくものだと思ってしまう。力を持っているからこその苦しさ。なのに、友人に星図帳を渡した。孤独だと示したい銀星の気持ちの表現なのだろう。

石英はひとつ大きな嘘をついていた……その理由は何か。そして銀星と会った理由は何か。
自分は打ち解けるために、打ち解けたいという気持ちで嘘をついたのだと思う。(ネタバレなのでぼかしてます)
ここが物語の最大の読解ポイントな気がする。
そして、ウソを付くのは行動観察をしていれば簡単だった……という話。上手く信じこませること。たやすいことだ。
だから、人間関係を上手く投影しているのかもしれない。
(追記ここまで)


個人的おすすめ度
(5/5)
理由:作品の完成度は非常に高い。お手本だといえよう。のんびり聴いてもらいながら自分の日常を振り返ってもらいたい。

作品サイト
作品サイト